相手の長所を消して、自らの長所を生かす。そんな理想的なゲームで札幌は、開幕戦で敗れた京都にリベンジした。 開幕戦で1ゴール1アシストと大活躍を許した京都のFWパウリーニョを、わずかシュート1本に抑えたことが大きかった。曽田とブルーノクアドロスが最終ラインの中央で奮闘し、ボランチ(守備的MF)の芳賀、大塚らとよく連係し、強力ブラジル人の奔放な動きを封じこめた。 京都の美濃部監督は「パウリーニョにはDFの背後に飛び出す動きを指示していたが、それが難しかった」と札幌の守備を突破できなかった悔しさをにじませた。曽田は「(守備陣は)互いにプレーの特徴をつかんでいるからこそ、連係が生まれ、信頼が生まれる。きょうは組織としていいプレーができたと思う」と胸を張った。 攻撃では司令塔の西谷の離脱で攻め手を欠く心配もあったが、セットプレーのチャンスをものにした。京都は高さのあるFWアンドレが負傷でベンチを外れたことで、三浦監督は「セットプレーでは優位」と考えていた。「膠着(こうちゃく)した試合で重要となるのはセットプレー」(三浦監督)と、日ごろから積み重ねてきた練習の成果が見事に発揮された。 J1昇格へ向けて、札幌は目標の勝ち点を定めている。第2クール終了までの前半戦は45だったが、この日で42まで積み上げた。シーズン折り返しまで残り6試合で目標に、あと1勝と迫った。 6連勝にも浮かれることなく、「いつまでも勝ち続けることはできない。だが、崩れるわけにもいかない。これからも一つ一つしっかりやるだけ」(芳賀主将)という声が出ている限り、勝ち点獲得のペースが大きく鈍ることはなさそうだ。
(北海道新聞より引用)
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