2007年9月14日金曜日

「自由と自治」の北大予科 創設100周年 21日に祝賀会

北大予科の創設百周年を記念し、予科修了生らが二十一日午後六時から、札幌市中央区北五西二のJRタワーホテル日航札幌で祝賀会(実行委主催)を開く。思い出を語り合うほか、創設から閉校までの歴史をたどるスライドを上映し、自由と自治を尊んだ北大予科の伝統を次世代にアピールする。  北大予科は一九○七年(明治四十年)、札幌農学校が東北帝国大学農科大学に昇格した際に創設された。予科は旧制高校に相当する課程で、修了生は本科である各学部に進学。戦後の学制改革で五○年(昭和二十五年)三月に閉校となるまで計九千六百六十六人の修了生を送り出した。  祝賀会実行委員長を務める北大名誉教授の杉野目浩さん(76)は五○年の最後の修了生。当時、旧制中学から予科に進学した生徒は「十人に一人くらい」で、詰め込み主義とは無縁の教育が行われ、予科生たちは文武両道に励んだという。理系だった杉野目さんも哲学や文学を学び、山岳部で活動。「自由な雰囲気の中で人間性を尊重する教育だった」と振り返る。  祝賀会では、往時をしのぶ写真約六十枚をスライドにして上映。予科生に慕われた英語やドイツ語の外国人教官、現在の北大正門から北側に並んでいた木造二階建て校舎など、懐かしい写真ばかりだ。また、予科出身の有江幹男・元北大学長らが祝辞を述べ、思い出を語る。杉野目さんは「自由と自治という予科の伝統をこれからの北大を担う次世代にも受け継いでほしい」と話す。  祝賀会には予科修了生ら百二十人が出席予定。問い合わせは実行委事務局(道冷凍食品協会内)の前木さん(電)290・7185へ。(北海道新聞 引用)

0 件のコメント: