2007年9月22日土曜日
患者の歩みを新聞に 函館の畑中医師 信頼コツコツ50号
函館市中道二の道南勤医協稜北内科・小児科クリニックの労災担当医師、畑中恒人さん(66)が、担当する患者に向けて新聞「道南 わしらの健康」を発行している。健康づくりのコツや、トンネル工事に従事した患者の思い出話などをまとめ、毎月三回発行。この八月で五十号を迎えた。畑中さんは「これからも取材を続け、患者全員に登場してもらいたい」と意気込んでいる。 「わしらの健康」第一号を出したのは二○○五年九月。当時、千代台町の函館診療所にあった労災外来が同年十月に稜北クリニックに移行するのを期に、患者同士の交流や、患者の歩んできた人生を記録することなどを目的に発行した。畑中さんが取材した記事や患者から寄せられた原稿を編集し、B4判一枚に両面印刷している。 患者の幼少期や職場での思い出話をまとめた「ちょっと聞いてよ わしのはなしを」や、患者の孫を写真で紹介する「じじ まご」が人気コーナー。連載を中止した記事もあるが、畑中さんは「調べれば書ける記事は面白くないのでやめてしまいました」と苦笑する。 現在、最も力を入れているコーナーは「青函トンネル その光と陰」。患者の証言と資料をもとに、トンネル工事の歴史にスポットを当てる。「トンネルの開通は作業員のつらい労働があったからこそ。労働者の視点で歴史を記録したい」と話す。 五十号までに登場した患者は五十七人。目標は担当する労災患者二百二十人を全員取り上げることだ。 畑中さんは「これからも、患者と信頼関係を築きながら取材を続け、予防医学関連の記事にも取り組みたい」と話している。 新聞の問い合わせは午前九時-午後五時に稜北クリニック(電)0138・54・3116へ。(北海道新聞 引用)
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